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器での凝縮量は炭酸ガス凝縮器出口温度が炭酸ガス温度よりも僅かに低い温度となるように冷却水温度を調整することで制御する。この場合、炭酸ガス凝縮器に供給する冷水流量は固定する。
(圧力制御)
凝縮器内の圧力は排ガスに含まれる酸素などの不凝縮ガスの系外排出で制御する。
(4)試験設備構成要素の設計・計画
凝縮特性試験では前述の基本制御(機能)、すなわち試験設備構成要素の中で、特に気液舛雑器、計測機器ならびに制御・検出機器の仕様が重要となる。各試験設備構成機器は、表3.3-1の排ガス凝縮器の要求仕様に対応した仕様となっている。
気液分離器、計測機器ならびに制御・検出機器の仕様を各々表33-4〜表3.3-6に示す。各機器は温度、圧力および流量等の想定仕様条件に対し計画・設計を行っている。凝縮器は各部水蒸気凝縮部と炭酸ガス凝縮部の各伝熱特性を評価すると共に、炭酸ガス凝縮部の伝熱促進を図るためH2Oと凝縮器CO2凝縮器の2基を製作している、しかし、CO2凝縮器には一部水蒸気を含んだ炭酸ガスが流入するため、炭酸ガス凝縮器の後流には気液分離器を2基設置し、水蒸気の同伴割合に対する炭酸ガス凝縮熱伝達率の変化を評価する計画である。
凝縮器の試験・評価は図3.3-10に示すように高圧燃焼器の排ガスの一部を用い排ガス凝縮伝熱特性を評価すると共に凝縮器単体の性能を評価する。また、高圧燃焼器との組合せ試験では、凝縮器の凝縮特性、すなわち系統圧力の変化等システムとしての制御性を含め評価予定である。
(5)試験装置の詳細設計
試験装置の系統を図3.3-11、試験装置組立図を図3.3-12に示す。また、.各凝縮器の後流側に設置した分離器を図3.3-13〜図3.3-16に示す。操作はすべて遠隔で行い、この操作盤を図3.3-17に示す。この試験装置で計測・測定するものは温度、流量、凝縮量、凝縮成分(水と炭酸ガスの比率)および不凝縮ガス量(O2)である。測定項目を表3.3-7に示す。測定データはデータ集録装置を介してオンラインでパソコンに送信され、簡易解析、運転状態(試験条件)把握に用いられる。
高圧燃焼器から排出された排ガスは、流量計FIC-701、圧力計PX-701、温度TE-701で、流量、圧力、温度を計測し水蒸気凝縮器へ流入する。
水蒸気凝縮器で凝縮した凝縮水は、液位調整弁LCV−701で一定の液面に保持された凝縮水分離器(1)で炭酸ガス(一部凝縮しなかった水蒸気、不凝縮ガスを含む)と分離され、LCV-701を介して大気圧に減圧され凝縮水分離器(3)へ流入する。ここで、大気圧に減圧する過程で水蒸気凝縮器で一部凝縮した炭酸ガスは気体となり、凝縮水分離器(3)で凝縮水と炭酸ガスが分離され、凝縮水はFX−702、炭酸ガスはFX−701で流量を計測し系外へ排出され

 

 

 

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